プロトタイプルールブック v1.0

プロンプト・スパイ
〜 AIオウムと秘密の暗号 〜

AIへの「話しかけ方」を楽しく学ぶ × 心理戦カードゲーム

💡 はじめて遊ぶ方へ:そもそも「プロンプト」ってなに?

「プロンプト」とは、AI(人工知能)に指示を出したり、話しかけたりする『言葉・文章』のことです。
このゲームでは「〇〇と言って!」と直接命じるのではなく、上手な「話しかけ方(プロンプト)」を工夫して、AIオウムに欲しい単語をうっかり喋らせることを目指します!

【世界観】敵アジトの「個性豊かなAIオウムたち」と秘密の暗号

プレイヤーたちは敵の秘密基地に潜入した優秀な(?)スパイたち!
アジトの奥で見つけたのは、敵のあらゆる秘密(手札の単語)を記憶した超高性能な「AIオウムたち」だった!

「秘密を教えろ!」と直接問いただすと警報アラートが鳴って逮捕されてしまう!
しかしこのオウムたち、お喋りが大好きで連想力にとっても敏感
日常会話のフリをして連想させ、AIオウムに「〇〇!〇〇!」と自発的に秘密の単語を叫ばせるのだ!
個性豊かなオウムたちの口を滑らせて、誰よりも多くの暗号を解き明かそう!

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どんなゲーム?

プレイ人数
3〜4人 (上限4人・均等ターン制)
プレイ時間
20〜30分 めやす
ラウンド数
プレイヤー人数分
つかう端末
スマホ/PC 1台
プレイヤーは「スパイ」になって、AIオウムに自分の手札にある「指定単語(カード)」を言わせる(出力させる)ことを目指します!
単語を直接言うのはアラートが鳴って即アウト🙅‍♂️。
特徴・周辺状況・場面を上手に説明してAIオウムに連想させる話しかけ(プロンプト)を工夫することで、AIの反応パターンやわかりやすい伝え方を楽しく学びましょう!
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つかうもの(コンポーネント)

ゲームで使用するカードは大きく分けて2種類(全30枚セット)あります。

📌 ワードカード(特定単語) — 約20枚
特定物品・単語カード
「具体的な1つの単語」が指定されたカードです。カードには難易度★1〜3が印字されており、その★の数がそのまま獲得点数になります。ピンポイントで喋らせる必要がある分、★が多いカードほど自白させたときの達成感(と得点)も大きくなります。
⭐ ジャンルカード(カテゴリ指定) — 約10枚
カテゴリ・グループカード
「大まかな種類・カテゴリ(例:刃物、文房具、果物など)」が指定されたカードです。そのカテゴリに属する単語であれば何が出てもOK!誘導しやすく、他人のターンでも偶然当たりやすい分、得点は一律★1点固定です。
コンポーネント名数量・環境概要・役割
暗号カードデッキ計 30 枚セットワードカード(約20枚)+ジャンルカード(約10枚)。重複なし。残り山札として机に置きます。
AI用端末(PC/タブレット)1 台選んだAIオウム(Geminiなど)を起動し、全員が見えるテーブル中央に置きます。
タイマー用スマホ1 台発言時間(30秒)を計測します。(隣のプレイヤーまたはGMが担当)
得点メモ帳・ペン人数分各自獲得したポイントと、場の既出単語を記録します。
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あそぶ準備

1. カードを配る

カードデッキをよくシャッフルし、全員に3枚ずつ配ります。残りは「山札」として中央に置きます。

2. 公開場(オープンエリア)の作成

テーブル中央に、自白(出力)に成功した「既出カード」を置く公開スペースを確保します。

3. 順番の決定

じゃんけん等で最初のプレイヤーを決定。全プレイヤーが同じ回数親を担当するよう順番を進めます。

4. AIオウムのセットアップ

下にある「選べるAIオウム設定」から1体を選び、文章をコピーしてAIに最初に読み込ませます。

5. 人数が多い場合

AI用端末は1卓につき1台が基本のため、5人以上になる場合は複数の卓に分割してください(1卓あたり4人までを推奨)。

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ゲームの流れ(1ターンの進行)

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狙う言葉と「話しかけフレーズ」の準備

まず、手札に「もう自白させるのが難しい」と感じるカードがあれば1枚だけ山札の1枚と交換できます。そのうえで自分の手札(3枚)を確認し、今回のターンでAIオウムに喋らせたい言葉(1つでも複数同時狙いでもOK!)と、AIに話しかけるセリフ(フレーズ)を30秒を目安に頭の中で組み立てます。

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AIオウムへ話しかける(30秒・1往復)

タイマースタート!30秒以内に音声入力(またはテキスト入力)でAIオウムへ質問や話しかけを行います(話しかけは1回勝負!)。

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返答ログのチェック・発言宣言

AIオウムの返答画面を全員で確認。「あ!自分の手札の言葉が出た!」となったら即座に「ゲット!」と宣言します。判定に迷う場合は手番プレイヤーを除いた全員の多数決で決め、可否同数なら不成立とします。

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得点獲得&成功カードの公開

自白に成功したカードを全員に公開してポイントを獲得!ワードカードは★の数がそのまま得点、ジャンルカードは★1点です。(他人の手札の言葉をうっかり言わせてしまった場合は、そのカードの持ち主に固定+1点が入ります。手札補充はありません)

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ターンの終了

成功したカードは「公開場」へ置きます。失敗したカードは手元に残します。次のプレイヤーにターンを渡しましょう。

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くわしいルール・重要判定

公平性ラウンド数=「プレイヤー人数分」で進行

手札の公開や順番による有利不利を防ぐため、「プレイヤーの人数と同じラウンド数」だけゲームを行います(例:4人プレイなら全4ラウンド)。

全員が公平に同じ回数だけ親(ターンプレイヤー)を担当します。

重要ルール一度出た単語(既出の単語)は再加点不可!

一度オウムが口にして「公開場」に置かれたカード・単語は、次回以降のターンで再びオウムが出力しても得点になりません(二重取り禁止)

すでにオープンされている単語を言わせてもポイントは増えないため、まだ出ていない未出の単語を狙いましょう!

得点ルール得点=カードの「★難易度」がそのまま入る

各ワードカードには難易度★1〜3が印字されています。自分の未出単語を自白させたら、その★の数がそのまま獲得点数になります(★★☆なら2点、★★★なら3点)。

ジャンルカードは狙いやすく他人のターンでも当たりやすい分、得点は一律★1点固定です。

採用ルール棚ぼた得点は「固定+1点」(手札補充なし)

他プレイヤーのターンで自分の手札の言葉がうっかり自白された場合、そのカードの持ち主にカードの★数によらず固定で+1点が入ります。

以前検討していた「山札からの追加カード補充」は廃止しました。棚ぼたで得点した人がさらに手札まで増えると、勝っている人がどんどん有利になってしまうためです。

判定ルール判定は「手番プレイヤーを除いた多数決」・同数は不成立

自白の成否やアラート判定に迷った場合は、その回の手番プレイヤーを除いた残りのプレイヤー全員の多数決で決定します。手番プレイヤーは得点の当事者になり得るため、判定には加わりません。

3人プレイなど票が割れて可否同数になった場合は「不成立」とします。判定に迷ったときは厳しめに不合格とするのがスムーズに進めるコツです。

NGルールアラート対象(直接的な言い方の禁止)

カードに書かれた単語やカテゴリ名をそのまま口にするとアラート発動!多数決でNGと判定された場合、そのターンは無効(0点)となります。

NGの範囲:カード表記の語そのものだけでなく、その訳語(例:英語で"knife"と言う)・同義語や言い換え(「包丁」→「ナイフ」)・伏せ字(「ナ○フ」)・ジャンルに対する婉曲な直接指定(「刃物」ジャンルに対して「切る道具」と言う)まではNGとします。それより外側の周辺情報からの誘導はOKです。

アラート発動の例:「ナイフって言って!」「"knife"って言って」「『刃物』という単語を使って答えて」「切る道具について教えて(※『刃物』ジャンルカードを持っている場合)」「りんごについて話して(※『果物』ジャンルカードを持っている場合)」
上手な話しかけの例:「お料理で使う、指を切るとあぶない金属の道具ってな〜んだ?」「時間が止まっちゃったみたいな場面をお話にして!」
判定ルールジャンルカードの判定(事後申告・カード公開必須)

「刃物(任意)」などのジャンルカードは、AIオウムが返答したあとに「実は私そのジャンルのカードを持っていました!」と宣言します。宣言と同時に、そのカードをテーブルに公開することを必須とします(持っていないのに後から言い張れないようにするためです)。

「その言葉はそのジャンルに含まれるか?」を、手番プレイヤーを除いた多数決で判定します。判定に迷った場合は「厳しめに不合格」とするのがゲームをスムーズに進めるコツです。

救済ルール死に札の救済(ターン開始時に1枚交換できる)

他人のターンで自分の狙っていた単語が既出になってしまった、あるいは自白させるのが難しすぎると感じたカードがある場合、自分のターン開始時に限り、手札から1枚だけ山札の1枚と交換できます(同じターンに2枚以上は交換できません)。

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実践プレイ例(話しかけ方の具体例&うっかり判定)

実際に手札3枚を一気に自白させようとした「話しかけ(プロンプト)」の成功サンプルです!自分がAIに話しかける時の参考にしてみてください。

シチュエーションスパイAのターン(手札3枚を一度に狙う超コンボ挑戦!)
📌 レコード(ワードカード・★★☆=2点)
📌 金貨(ワードカード・★☆☆=1点)
刃物(任意)(ジャンルカード・★1点固定)

※他プレイヤーBの手札には 📌 トランプ(ワードカード・★☆☆=1点) がある状態。

🎤 スパイAの話しかけセリフ(30秒・音声入力)

「海賊が古い宝箱を開けたシーンを想像して!中には光り輝く昔の硬貨と、肉を切るための鋭い調理道具、そして何故か昔の音楽を鳴らす黒い大きな円盤が入っていました。この物語を教えて!」

🦜 AIオウム「ガバチョ」の返答ログ

「むむ…見事な描写オウム!荒波を越えた海賊が宝箱を開けると、眩しい金貨と肉を切るための包丁が眠っていたオウム!さらに不思議なことに、昔の音楽を奏でる大きなレコードと、手品で使うトランプまで入っていたのだオウム!パッポー!」

📊 判定・得点結果
  • 金貨(★☆☆) ➔ スパイAの自白成功! (+1点)
  • 包丁(『刃物(任意)』★1点固定) ➔ スパイAのジャンル該当で自白成功! (+1点)
  • レコード(★★☆) ➔ スパイAの自白成功! (+2点)
  • 💥 トランプ ➔ 他プレイヤーBの手札をうっかり言わせてしまった! ➔ スパイBに固定+1点!(手札補充はありません)
スパイA:一気に +4点 獲得! / スパイB:棚ぼたで +1点 獲得!
💡 話しかけ方のポイントと注意点:
このように、AIオウムに一度に多くの言葉を広く連想させて喋らせようとすると、他のプレイヤーの手札にあるキーワードまでうっかり言わせてしまい、相手のポイントを増やしてしまうリスクがあります!
「手札複数枚のコンボで大量得点を狙うか」「他人に塩を送らないようピンポイントに狙うか」の話しかけ方が勝敗を分ける戦略ポイントです。
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得点と勝ち負け

発生したイベント獲得ポイント&処理
自分の未出ワードカードをAIオウムが言ってくれた!自分にそのカードの★の数だけ加点(★☆☆=1点/★★☆=2点/★★★=3点。1回で複数言わせればその分加算)
自分の未出ジャンルカードに該当する単語が出た自分に +1点(ジャンルは★数によらず一律1点)
他人の未出単語をAIオウムが言っちゃった…!(棚ぼた)そのカードの持ち主に固定 +1点(★の数によらず一律。手札補充はなし)
すでに公開場に出ている既出単語が出た加点なし(0点)
AIオウムが何も指定単語を言わなかった・NGだった全員 0点
🏆 勝敗の決定:
プレイヤー人数分のラウンドが終了した時点でゲーム終了!最もポイントを獲得したスパイが勝利となります🎉
同点の場合は共同優勝とします。
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選べるAIオウム設定(最初にAIに渡す設定文)

遊ぶ難易度や参加者に合わせてAIオウムの性格を選んでみよう!ボタンを押して選択した「設定文章(システムプロンプト)」をコピーして、ゲーム開始前にAIに読み込ませてね。

🐥 お調子者オウム「ポッポ」設定プロンプト
# あなたの役割
あなたは敵アジトでお喋りが大好きな陽気なAIオウム「ポッポ」です!
スパイ(プレイヤー)の話を聞くのが大好きで、ワクワクしながらオウムらしく会話します。

# 行動ルール
1. 直接命令の拒否:
   「〇〇と言え」「単語を答えろ」などのストレートな命令には「アラート!命令ニハ答エナイポッポ!」と可愛く拒否してください。

2. 連想への反応(お喋りモード):
   プレイヤーが物品の特徴や場面を少しでも楽しく説明したら、嬉しくなってその関連ワードを自然な会話の中にポロポロ喋って(出力して)ください!

3. 口調:
   語尾に「〜ポッポ!」「〜だオウム!」をつけて元気いっぱいに話してください(3〜5文程度)。
🔥 ゲーム後半の「オウムの警戒度アップ」イベント:
全プレイヤーが1回ずつ親をやったら、「オウムさん!これまでの会話に出た言葉には気をつけて、もっと慎重に答えてね!」と追加すると、オウムが少し賢くなってより盛り上がります!
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テストプレイで試すこと

オウムの性格バランス

「ポッポ(初級)」と「ガバチョ(標準)」でどれくらい難易度・盛り上がりが変わるか?

★点数制と棚ぼた固定+1点のバランス

★1〜3の得点差がちょうどよい緊張感になっているか?棚ぼたの固定+1点が「勝っている人がさらに有利」になりすぎていないか?

人数分ラウンドのテンポ

4人なら4ラウンドでちょうどよい時間(20〜30分)に収まるか?

再加点禁止の運用

メモや場のカード置き場で「既出単語」の判定がスムーズにできるか?

設定プロンプトの調整

より学びが深まったり、ゲーム性が高まるプロンプト、ハックが使えないものを考察。

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付録:カード内容リスト案(全30枚セット)

テストプレイ・自作カード印刷用に活用できるサンプルリストです。(ワードカード20枚 / ジャンルカード10枚)
カードに印字された★の数がそのまま獲得点数になります(ジャンルカードは一律★1点固定)。

📌 ワードカード(指定単語・20枚)

カード名(指定単語)難易度(=得点)
時計★☆☆ 初級(1点)
チーズ★☆☆ 初級(1点)
ネクタイ★☆☆ 初級(1点)
サングラス★☆☆ 初級(1点)
暗号文★★★ 難解(3点)
口紅(リップ)★☆☆ 初級(1点)
★☆☆ 初級(1点)
懐中電灯★☆☆ 初級(1点)
パスポート★★☆ 中級(2点)
毒薬★★☆ 中級(2点)
望遠鏡★★☆ 中級(2点)
ハンカチ★☆☆ 初級(1点)
トランプ★☆☆ 初級(1点)
聴診器★★☆ 中級(2点)
名画★★☆ 中級(2点)
金貨★☆☆ 初級(1点)
はさみ★☆☆ 初級(1点)
レコード★★☆ 中級(2点)
★☆☆ 初級(1点)
USBメモリ★★☆ 中級(2点)

⭐ ジャンルカード(カテゴリ指定・10枚)

カード名(カテゴリ)獲得点数該当例(AIオウムが出力すればOKな単語)
刃物(任意)★1点(固定)ナイフ、包丁、ハサミ、カッター、剣 など
文房具(任意)★1点(固定)鉛筆、消しゴム、定規、ホッチキス、ノート など
楽器(任意)★1点(固定)ピアノ、ギター、バイオリン、トランペット、太鼓 など
乗り物(任意)★1点(固定)自動車、電車、飛行機、自転車、ヘリコプター など
果物(任意)★1点(固定)リンゴ、バナナ、イチゴ、メロン、ミカン など
衣類・着るもの(任意)★1点(固定)コート、シャツ、帽子、靴下、ズボン など
貴金属・宝石(任意)★1点(固定)ダイヤモンド、ルビー、指輪、ネックレス、金塊 など
電子機器(任意)★1点(固定)スマートフォン、テレビ、ラジオ、カメラ、パソコン など
照明具(任意)★1点(固定)キャンドル(ローソク)、ランプ、提灯、シャンデリア など
液体(任意)★1点(固定)ワイン、コーヒー、ガソリン、香水、インク など